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コーネル大学・ホテルスクール留学記

コーネル大学ホテル経営大学院で学んだ記録です。

遂に授業終了!

遂に、春学期の授業が全て終了しました。今学期は特にクオリティが高くない授業も結構あって欲求不満気味でしたが、それでもいざ授業が終了すると思うと寂しさを感じます。Masterの学生は基本的には全員1年間で卒業するので、今週はそれぞれ皆がホテルスクールでの最後となる授業を噛み締めていました。

卒業が近くなり、進路が未定だったクラスメイトもぼちぼち決断をしているようです。Internationalに関しても、中国・インド出身が多いこともあり、多くの学生が少なくともOPT期間(卒業後、1年間は米国の労働許可が得られる制度のこと)は卒業後も米国に残るようです。

全ての授業が終了した次の日は、コーネル大学恒例のSlope Dayというイベントがあります。これは、長かったacademic yearの終了と春の到来を祝って、キャンパスのslopeで朝から飲んで・踊るというイベントです。

1年密な時間を過ごしたクラスメイトとも、あと1ヶ月もしないうちに全く別の場所で生活をスタートするというのも実感が湧きません。ただ20代の終わりに差し掛かった年齢でこのように密な時間を過ごした友人を得て、典型的な米国の大学生活を送れたのはとても貴重な経験だったと思います。

感傷に浸る暇もなく、finalや引越しなどが待ち受けていますが、まずは友人とslopeで春の日差しを浴びるひとときを楽しみました。

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キャンパス周辺の写真:カレッジタウン編

コーネル大学があるイサカの市街地は、大きく分けるとコーネル大学のすぐ近くにあるカレッジタウンと呼ばれる学生街と、カレッジタウンから2マイル程離れたダウンタウンに分かれています。

カレッジタウンは、コーネル大学が位置する丘の上に広がる市街地で、学生向けの飲食店やコンビニエンスストアなどが立ち並んでいます。日本のイメージで「学生街」というのとは少し違いますが、その街の風景は多くの学生の甘酸っぱい青春の記憶が染み込んでいて独特の趣があります。

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キャンパスの写真:ホテルスクール編

 

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ホテルスクール外観。

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左の奥に見えるのが隣接しているスタットラーホテル。

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大教室前の踊り場。

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 授業の様子。

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授業の様子。 

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両手に図書館とスタディースペースがあります。

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冬休み前の最後のテストが終わったときの様子。笑

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図書館。ホテルスクールの図書館は学部生が多く、正直うるさいです笑

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学習スペース。

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院生ラウンジ。クリスマスのプレゼント交換のときの写真です。

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掲示板にはいろいろなイベントの案内が。

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ホテルスクールの大講堂で菅元首相が講演したときの写真。

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スタットラーホテル編。キッチンで料理の準備をするクラスメイト。

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バー。

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フロント前の踊り場。

キャンパスの写真:コーネル大学全体編

厳しく長い冬が終わり、遂にイサカに待望の春がやってきました。コーネルも来週で授業が最後、キャンパス全体にfinalや卒業に向けてそわそわした雰囲気が漂っています。

卒業が近くなると「これが最後のget-togetherかもしれない」という感覚が働くからか、誰もが普段よりsocialになるようです。私も、最近はパーティーやイベントなどに精力的に出席しつつ、final paperや引越しの準備などをこなして忙しい日々を送っています。

春になると、冬にうんざりしながら眺めていたキャンパスの風景がとても愛おしく思えてくるのは不思議です。残りのイサカ生活で可能な限り写真も残していきたいと思います。

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授業紹介:Entrepreneurial Finance

モルスタのIBD部門、PEファンドで働いた後、アカデミックの世界に戻りコーネルでPh.Dを取得したSusan Fleming教授の授業。起業周りで必要なファイナンスのソフト・ハードスキルを身につけることができる人気の授業で、ホテルスクールのみならずエンジニアリングスクールなどからも受講生を集めています。

スタートアップのWorking Capital Simulationをもとに財務資料を作成する基礎から始めて、VCやPE業界の知識、スタートアップのValidation、Equity splitの交渉ロールプレイイングなど、とにかく盛りだくさんの授業でした。個人的には、起業の盛んな米国のVCやPEの業界裏話がとても面白く感じました。起業に憧れる米国の若者は多いですが、そんなに甘いものではなく、そもそも日本で言われいている程に米国でも起業失敗のダメージが低いわけでもありません。ただ、それでも起業を目指す若者に対して、ファイナンスの観点から知識・教養を身につけさせようとする教授の授業は毎回とてもエキサイティングでした。

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今日は、教授の家で、学期末のpotluckパーティーが行われました。ホテルスクールはだいたいどの授業もアットホームな雰囲気で、学期末に限らずこのようなイベントが開催されることがとても多いです。これは、大都市のMBA/LLMにはないホテルスクールの特徴だと思います。

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授業紹介:Global Leisure Cruise Industry

米国のクルーズ産業について、マーケティング、レベニューマネジメント、オペレーション、デザイン、International busines policyの観点から学ぶ授業です。Royal Caribbean社(クルーズBIG3の一角)がスポンサーしていて、毎週クルーズ業界の実務家から話を聞くことができます。日本ではクルーズはそれほどメジャーではないではないですが、米国では温暖なカリブ海に近いことからそれなりにメジャーな産業になっていて(米国ガラパゴス的な状況と言えなくもないですが)、独特の産業構造から学ぶことも非常に多いです。

例えば、レベニューマネジメントの観点からは、クルーズはエアラインとは明らかに違う戦略を立てる必要があります。少し詳しく説明してみたいと思います。

最近、ユナイテッド航空のオーバーブッキングが話題に大きな話題になりましたが、エアライン座席やクルーズの船室は、ゲートが閉じてしまえば価値がゼロになるone time inventory(perishable inventory)です。また、特にエアラインの場合には、チケットを購入しながら実際には搭乗しない乗客も実は結構な数います。そのため、オーバブッキングをすることで、可能な限り価値がゼロになるinventoryを少なくするという戦略が有効です。ここで問題になるのがオーバーブッキングして現実に座席より乗客が多く空港に来てしまった場合です。そのような場合は、ユナイテッドのように引きずり出すまではいかなくても、オーバブッキングにより別の便に振り替えるボランティアを募集することは頻繁にあり、また、搭乗拒否をせざるを得ない例もあります。しかし、ボランティアや搭乗拒否をした乗客に支払う補償額によるマイナスは搭乗率上昇による収入に比べると微々たるものであるので、オーバブッキングが行われることが多いのです。(なお、これはホテルも同じです。)

前置きが長くなりましたが、翻ってクルーズ会社特定の例を考えてみたいと思います。第一に、クルーズはチケットは比較的安いことが多く(3泊の3食食事付きクルーズで350ドルの船室からあります。)、主な利益はアルコールや船内の有料レストランから来ています。なので、クルーズ会社は個々のチケットを値下げをしてでも船室を埋めたいインセンティブをエアラインよりも強く持っています。実際、ゲストスピーカーの一人も「場合によってはキャッシュバックしてでも船室を埋めたいこともある。」と言っていました。そのため、エアラインと異なり、クルーズは出航日に近づけば近づく程価格が下落していきます。(エアラインの場合は、出発日より前に比較的安く売って早めに座席を埋めてしまいます。これは、出発間際の安売りを避けるための措置です。)第二に、オーバーブッキングのインパクトの違いです。例えばクルーズに乗る乗客は休暇を前もって取って、さらに大部分はフロリダまで飛行機に乗ってやってきます。なので、no showは少ないですし、そもそもせっかく休暇を取ってフロリダまで来てみたらオーバーブッキングで搭乗できませんとなると、代替が比較的可能なエアラインと比べて、会社に対する社会的イメージの悪化はとてつもなく大きいです。

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先日は、この授業の一環で、クラスでバハマへのクルーズに行ってきました。船内のオペーレーションについて実地で学べただけでなく、普段あまり交流のないundergradの知り合いもできたので、純粋に楽しかったです。クルーズからイサカに帰ってきた直後には早速reunionが企画されていることも、socialで有名なホテルスクールらしいです笑

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受験準備-英語学習

このブログは主にコーネル・ホテルスクールについて紹介する目的で立ち上げたのですが、受験プロセスについて聞かれることも多いので、可能な限り紹介していきたいと思います。

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日本人が海外大学院への留学を考える時に、恐らく一番問題になるのは英語力であることが多いと思います。例えば、コーネル・ホテルスクールのClass of 2017のMasterの学生のTOEFL平均点は114点という非常に高いスコアです。ホテルスクールのMasterは学生数が極端に少なく、また、そもそもTOEFLが必要な学生の母集団が少ないという事情もありますが、この一年、英語で苦労する場面があったのは明らかに私一人でした。

私は、TOEFL初受験が90点代、その後思い出したくもない辛くて苦しい学習・練習を重ね、貴重な20代前半・中盤の青春の一部を投資し(笑)、なんとか上記平均点の少し下の点数を何とか獲得しました。私は完全な純ドメですが、最終スコアは日本人としてはそれなりに高得点と言ってもいいとは思います(少し自慢です笑)。それでも、渡米直後は英語でかなり苦労しましたし、未だガスステーションのコンビニの店員に「このアジア人何言ってるか全然わからん」的な反応されることや、クラスメイトとバーに行ったはいいものの会話に全然ついていけないこともあります。ただ、授業で使われるフォーマルな英語で苦労することはほぼないので、やはりTOEFL用の勉強で行った音読やディクテーションなどの基礎練習は意味があったと思っています。

英語については上記のように私も本当に苦労してかなりの時間を費やしたことと、そもそも私自身未だ勉強中なのですが、個人的に役に立ったと感じたサイトや本を幾つか紹介したいと思います。

Official TOEFL iBT® Tests Volume 1 and 2
この本のリスニングスクリプトとリーディング本文を何度も(それこそ血を吐くぐらい何度も)ディクテーション・シャドーイング・音読しました。基礎力の向上には最も有益だったと思います。

中国・韓国本(http://andymina.blog136.fc2.comで紹介されています。)
TOEFLのスコア向上には、まずは過去問やETS作成に近い問題をひたすら繰り返すことが近道だと思います。その点、日本では過去問が出回っていなく、また、各社が出版している問題集も実際の試験の傾向とずれているいることが多いです。他方、上記ブログで紹介されている中国・韓国本は、実際に出題された過去問に基づいて忠実に再現された問題が収録されているので、得点アップには最も効率的だと思います。

Tarle Speech & LanguageのiBookTarle Speech | Better Lives Through Better Communication
TOEFL受験まで時間がある方には、発音矯正をオススメしたいです。Speakingで23点以上とれれば得点戦略上一気に有利になりますし、個人的には発音矯正がリスニング力向上にも役に立ったと感じました。市販の本もいろいろあるのですが、最も役に立ったと思ったのが、上記のiBookです。(某有名スピーキング塾の講師から勧められました。)Th、V,、F、 B、 Pなど日本人にとって難しい発音に継続して取り組むだけでも、かなりの効果を感じることができると思います。このiBookは日米の物価の違いを差し引いても少し高いですが、講師の口元を見ながら練習できるのでとても便利でした。お金に余裕があれば、発音矯正の先生を見つけてSkypeなどでトレーニングをするのもいいと思います。(私は受験勉強の段階ではそこまでできなかったですが。。)