コーネル大学・ホテルスクール留学記

コーネル大学ホテル経営大学院で学んだ記録です。

ついに卒業!!

短いようで長かったコーネルでの学生生活もついに終わり、卒業式(Commencement)の日を迎えました。卒業式の日は素晴らしい1日で書きたいことは沢山あるのですが、卒業後なかなか時間が取れていないため、今後コツコツ時間を見つけて記事にしていこうと思います。(自分用に日記をほぼ毎日つけているのですが、ブログにするとなると意外と時間がかかりますね。。)日記的な記事だけではなく、他の方の留学ブログで人気の高いトピックも書いていこうかと思います。アメリカでの就職事情、クラス内恋愛、英語学習法とかですかね。ということで、もう暫くこのブログにもお付き合い頂けますと幸いです。

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卒業式の朝、時計台の前

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ホテルスクールMasterのクラスメイト

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教養学部前でカレッジごとに集合して、アメフトスタジアムまで行進します。

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スタジアムまでの道すがら、お世話になった人達がcheer upしてくれます。

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スタジアム。観客席は親達で超満員

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写真をとにかく沢山撮りました。

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インド人の親友(右)

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お世話になったプログラムのdirector 

 

イサカ近郊の街:ロチェスター

シラキュース以外の比較的規模の大きなイサカ近郊の街としては、ロチェスターがあげられます。

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イサカから車で1時間半のロチェスター

ロチェスターもシラキュースと同様に特に何があるわけでもない街です(笑)。ロチェスターに対してネガティブなイメージがある訳ではなく、むしろ個人的にはUpstateの雰囲気が好きで何回か訪れたのですが、イサカから来る程かというとうーんという感じです。イサカから来るとすれば、South Westが就航しているロチェスター空港を使う時がメインになると思います。

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冬のロチェスター

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春先のオンタリオ湖

見所としては、George Eastman Museum、Eastman School of Music、ロチェスター大学などがあります。

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Eastman Theatre前。Eastman Theatreでは、Eastman School of Musicの学生リサイタルなど無料で聴けるプログラムも多く開催されています。

あと、ロチェスターには日本食レストラン「祭」さんがあります。ロチェスターのフライトがある時にはよく訪れました。値段もリーズナブルでクオリティも高いのでオススメです。イサカにも祭さんのような日本食レストランが欲しいものです。。

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和風ハンバーグ

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お寿司。値段は忘れてしまいましたが、NYCで食べるよりかなり安い値段だったと記憶しています。

イサカ近郊の街:シラキュース

ニューヨーク・シティからバスで4時間半(なお、自家用車だと3時間半くらいです。)のイサカはまさに陸の孤島(middle of nowhere)です。その地理的条件から、自然を楽しむ機会にはこと欠きませんし、大学街なので映画や安い食堂などは一通り揃っています。また、大学関係者やその家族向けの施設もそれなりに充実しています。

他方、単身で留学していると正直息が詰まることが多いのも事実です。キャンパスの内外でイベントは毎日のようにありますし、私はクラスメイトとアパートをほぼ貸し切って住んでいたので内輪のイベントもとても多く、空いた時間に暇になるということは無かったのですが、いかんせん小さいコミュニティーのため気が滅入ることも多かったです。特に冬は。そんな時は、都会の匿名空間がたまらなく恋しくなりました。

匿名空間が恋しくなるとは言ったものの、イサカ周辺で気晴らしができるところは限られています。(NYCまで気軽に行ける距離ではないですし。ただ、コーネルは金曜日が基本休みなので、木曜の夕方にイサカからNYCに出発して、日曜の夜にイサカに戻ればそれなりにNYCで時間があるので、ほぼ毎週のようにNYCに出かけている人も中にはいます。)

イサカから最も近い都市というと、シラキュースという人口30万人の街があります。

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息が詰まった時に気晴らしにたまに訪れたシラキュース。

シラキュースはイサカからは車で約1時間くらいの距離です。巨大なショッピングモール、シラキュース大学以外に特に見るべきところがあるわけではないですが、僕はたまに気晴らしのドライブを兼ねてシラキュースまで来てついでにカフェで勉強したりしていました。

ただ、僕のようにわざわざシラキュースに息抜きに訪れるのは少数派で、普通コーネルの関係者がシラキュースに行くのは、運賃が高額になってしまうイサカ空港を避けてシラキュースの空港を利用する時くらいでしょう。

(なお、シラキュースは比較的大きな都市ですが、日本人経営の日本食レストランは2017年6月現在存在しません。)

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シラキュース大学

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有名なダイナソー・バーベキュー。いかにもアメリカンなよい雰囲気で、ソースが美味しい。休日はとても混みます。

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シラキュース大学周辺は坂が多いです。

 

日記:graduation week

今週はgraduation weekだ。カレッジ・タウンの至るところで引越しに備えて荷物の出し入れをしている学生とその親たちを見かける。それに加えて、学生は最後のget togetherと春の日差しを楽しもうと、朝から下宿のバルコニーで日向ぼっこをしながら酒を仰いている。僕のクラスでも毎日のようにBBQや飲み会が開催されて、残された時間を惜しむようにイベントが盛りだくさんだ。

MMHの来年度の学生もイサカに到着した。今年度は日本人が2人いて、他の国では例年とても多い中国人が今年は少ない。話を聞く限り、今年は、なんとなくレストランでキャリアを積んできて、マネジメントサイドにキャリアチェンジをしようとする人が多いように感じた。ただ、20代の若さで自らIT関係で起業して遠隔で働きながらコーネルで学位を取ろうとする人だったり、自国で典型的なビジネスエリート・コースを辿ってきてもともと興味のあったホスピタイティ関係にキャリアシフトする人など多様なキャリアを辿ってきた人もいる。
graduation weekでは、新しいMMHはオリエンテーションを受けつつ、今年度卒業するMMHの学生といわゆるネットワークイベントで交流をしている。僕はというと、一年アメリカで過ごして、最初抱いていた英語力のコンプレックスはほぼなくなったし、強く意識していた人種グループについてもそこまで気にしなくなってきたのもあり、新しい学生にはどの場でもこちらから話しかけるようにした。欧米社会特有の立食形式のスモールトークから少し踏み込んだ話をして、そこまで盛り上がりそうになかったら適当なところで切り上げるの繰り返しもそれなりに板についてきたと思う。

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ワイナリーでのワインテイスティング・パーティー

graduation weekに入って、もうassignmentに追われることもなく時間に余裕ができたからか、一人で考え込むことが多くなった。slope dayあたりまでは、コーネルやイサカを離れる感傷と、夏の計画にに対する興奮の感情が大きな位置を占めていたけれど、graduation weekの感情はそれとはまた別のものだ。なんなんだろうとよく考えてみると、「孤独」なのではないかと思う。

米国人や留学生の友人も多くいるし、ホテルスクールでの僕を知る人で僕が孤独を感じていると考える人はほぼいないだろう。パーティーに行けば、渡米当初のように怪しい英語で取り敢えずノリでなんとかするということもなく、ジョークにスモールトークや深い話も混ぜることができることから、客観的に見てパーティーでは周りからもチヤホヤされていると言ってもいいと思う。そのような場ではやはり一時的に孤独を感じることはない。でも、パーティーの喧騒を離れて家に帰ると、ベッドルームではなぜか孤独をひしひしと感じる。なぜだろう?なぜせっかくの楽しいgraduation weekを楽しめず、塞ぎ込んでいるんだろうか。

一つは、やっぱり人種や言語で超えられない壁があることを再認識したからだと思う。クラスメイトとはいい関係性を保っているし、一年一緒に過ごしてグループ化してきた中でも、色々なグループからパーティーに声がかかるという点ではクラスでも珍しい立ち位置だと思う。他方で、正直に言うと同性の親友はいないな、とも思う。クラスメイトでも、本当に親友と呼べる関係性を築いているのはやはり人種・言語・セクシャリティが共通する人たちだ。パーティなどで楽しく話をしたりしても、さて家に帰る時間になるとこのような親友の単位で行動することが多く、何とも言えない疎外感を感じる。それに、小さいことのようだけど、SNSでそのような親友の単位を見せつけられると、必要以上に鬱ぎ込むこともある。

孤独を感じるもう一つの理由は、夢中で取り組む目標が一時的になくなってふわふわした状態になっていることもあると思う。夏は英語とファイナンスに四苦八苦していたけれど、ファイナンス、オペレーション、マーケティングなどのビジネスの基礎と英語力をつけるという明確な目標があった。秋と春は、アカデミックも夏の間に築いた英語とファイナンスの基礎をもとにホスピタリティの特定分野を追究することができたし、僕は単身での留学だったのでプライベートでもそれなりに楽しめた。いや、かなり楽しんだと言ってもいいと思う。そんな中、突然、卒業と言われて授業や近い存在の人から離れるとなると、結局アメリカでは大学という場を取り上げられると、何もできないし、何ももっていない人間なのだということを思い知らされる。

そもそも留学の目標は何だったのかなと思う。個人的には、1)20代の終わりに今までの経験を一旦仕事から離れてwrap-upしたいということと、2)ビジネス基礎科目のハードスキルを持っていないことからこれを勉強すること、3)ホスピタリティ関係のネットワークや先進的な知見の潮流を理解すること、4)純ドメだったので同世代の(日本人以外の)友人と(プロフェッショナルな関係でなく)交流して欧米的なコミュニケーション能力を上げることだった。1)から2)はこの一年間で目標を達成したと言ってもいいと思う。ただ、3)と4)に関しては消化不良というのが正直なところだ。ネットワーキングをしなかったとか、友達付き合いが悪かったということではなくて、それなりにこれらが進歩したことは確かだけれど、それぞれ外部環境という自分ではコントロールできない部分に大きなウエイトがあるので、一年間終わってみて質・量ともにもっとできただろうという思いが強い。

さらに翻って、目標ってなんなんだろうとも思う。目標関連でいうと、日本でも、経済産業省の若手・次官プロジェクトによる「不安な個人、立ちすくむ国家〜モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか〜」というパワポが話題になっているけれど、アメリカでも同様に「目的意識(sense of purpose)」というキーワードでザッカーバーグが先週ハーバードのcommencement speechを行った。日本でも、アメリカでも、一般的に個人がモデルとなる目標を失っているのは同じのようだ。

僕自身に戻って考えてみると、ハードスキルの部分で的な部分での目標は達成したけれど、それはまさにモデルとして与えられた到達点がある目標だから、これを到達するのは当たり前のことだ。MBAで教えられるハードスキルに稀少性があった20年前のMBA留学であれば、ハードスキルの部分だけ達成できれば十分だろう。ただ、米国のビジネススクールで教えられるハードスキルを日本でも問題なく得ることができる現在では、留学自体の目標の置き方も単純ではありえない。僕が設定した外部環境に依存する目標もそれ自体に決まった到達点などはなく、この一年の経験をどのように次に生かしていくのかは自分次第だ。ザッカーバーグのいう次の次元の目標sense of purpose for othersを果たして僕が作り出す事ができるか、それは卒業後に留学の真価が問われるのだろう。

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困ったときは、極力何も考えないようにしてslope周辺を歩きまわった。

孤独を噛みしめたgraduation weekだけれど、明日は日本から親が来て、土曜日はJoe Bidenによるconvocationとプログラムのパーティ、日曜日はいよいよcommencementだ。commencementが終われば、すぐイサカを立つことになっている。今週末は孤独なんて感じる暇もなくただ時間は過ぎるだろうけれど、後になって振り返って、イサカで孤独も感じた日を懐かしく思える日が貴重に思える日が来て欲しいと思う。

キャンパス周辺の写真:ダウンタウン編

コーネル大学のある丘を1マイルほど降ったところに、イサカのダウンタウンがあります。イサカは人口約3万人の都市なので、ダウンタウンといってもそんなに大きくはないのですが、住民として登録していないコーネル大学とイサカ・カレッジの学生もいるので、人口に比べるとダウンタウンの賑わいを感じます。

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ダウンタウンからコーネル大学・カレッジタウンへ向かう上り坂。

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ダウンタウンのお店。

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一応、スターバックスの店舗もあります。(米国だと、どんなに田舎でもスーパーの中に小さなスターバックスが入ってたりすることが多いのですが、単独のスターバックスの店舗はそれなりに大きな街にしかないイメージです。)

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イサカ・コモンズと呼ばれる商店街的な通りです。

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イサカ・コモンズはベンチや花壇も整備されていて、お昼はのんびり買い物をする地元の人が、夜は飲み屋から出てきて騒いでいる学生で賑わっています

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ダウンタウンのバーLot10。Pool table(ビリヤード台)とかなりうるさい音楽が流れる典型的な大学町のバーです。夏は早くクラスに溶け込みたかったこともあって、アメリカ人学生と毎日のようにバーに繰り出していました。

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コーネル大学・カレッジタウンのある丘を望む道。

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公共図書館。場所も便利ですし、それなりに蔵書も多いです。子供向けの読み聞かせなども行われているので、小さなお子さんを連れて来られる方には便利だと思います。夏の間は英語の先生を個人的に雇って(時給$10くらいでお願いできます。)ここで英語のレッスンを受けていました。

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ダウンタウンにある24時間営業のデリ。サンドイッチなどをその場で作ってくれる典型的なアメリカのデリです。

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アイスも売っていて、結構美味しいです。夏にクラスメイトの男3人で来てアイスを食べたのがいい思い出です。

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正直ダウンタウンは小さくて、都会的な刺激には欠きますが、生活に必要な店やレストランなどはある程度揃っています。

遂に授業終了!

遂に、春学期の授業が全て終了しました。今学期は特にクオリティが高くない授業も結構あって欲求不満気味でしたが、それでもいざ授業が終了すると思うと寂しさを感じます。Masterの学生は基本的には全員1年間で卒業するので、今週はそれぞれ皆がホテルスクールでの最後となる授業を噛み締めていました。

卒業が近くなり、進路が未定だったクラスメイトもぼちぼち決断をしているようです。Internationalに関しても、中国・インド出身が多いこともあり、多くの学生が少なくともOPT期間(卒業後、1年間は米国の労働許可が得られる制度のこと)は卒業後も米国に残るようです。

全ての授業が終了した次の日は、コーネル大学恒例のSlope Dayというイベントがあります。これは、長かったacademic yearの終了と春の到来を祝って、キャンパスのslopeで朝から飲んで・踊るというイベントです。

1年密な時間を過ごしたクラスメイトとも、あと1ヶ月もしないうちに全く別の場所で生活をスタートするというのも実感が湧きません。ただ20代の終わりに差し掛かった年齢でこのように密な時間を過ごした友人を得て、典型的な米国の大学生活を送れたのはとても貴重な経験だったと思います。

感傷に浸る暇もなく、finalや引越しなどが待ち受けていますが、まずは友人とslopeで春の日差しを浴びるひとときを楽しみました。

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キャンパス周辺の写真:カレッジタウン編

コーネル大学があるイサカの市街地は、大きく分けるとコーネル大学のすぐ近くにあるカレッジタウンと呼ばれる学生街と、カレッジタウンから1マイル程離れたダウンタウンに分かれています。

カレッジタウンは、コーネル大学が位置する丘の上に広がる市街地で、学生向けの飲食店やコンビニエンスストアなどが立ち並んでいます。日本のイメージで「学生街」というのとは少し違いますが、その街の風景は多くの学生の甘酸っぱい青春の記憶が染み込んでいて独特の趣があります。

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